第5回 サゲ人とは?

散歩終わっての自宅前

 

アゲアゲくん
お家とうちゃくー!
ラッシー
ワン♪
ミドリさん
もう!待ってたら!
アゲアゲくん
遅いですよ!ミドリさん!
ラッシー
ワンワン♪
ミドリさん
はぁ・・はぁ・・。
ミドリさん
犬に追いつけるわけないじゃない。
アゲアゲくん
ごはん!ごはん!
ラッシー
ワぉン♪ワぉン♪
ミドリさん
はいはい。分かりました。
アゲアゲくん
わーい♪
ラッシー
ワォォーン♪

朝食後

アゲアゲくん
ごちそうさまでした。ゲップ
ミドリさん
それで聞きたいんだけど。
アゲアゲくん
優しい人になる方法ですね。
ミドリさん
うん。
ミドリさん
まずは環境を整えるんだよね。
アゲアゲくん
そうです。
ミドリさん
具体的には?
アゲアゲくん
人付き合いを改めましょう。
アゲアゲくん
「付き合ってはいけない相手」と付き合っているはずです。
ミドリさん
そ、そう??
アゲアゲくん
いいですか、ミドリさん。
アゲアゲくん
どんな人と付き合うかは、どんな人生を生きたいかと同じですよ。
ミドリさん
うっ!?
アゲアゲくん
どうしたんですか。
ミドリさん
グサッときたよー。
アゲアゲくん
ほう?
ミドリさん
振り回されること多いんだよ。
アゲアゲくん
うーむ。
アゲアゲくん
優しい人になりたいんですよね?
ミドリさん
うん、それはもう。
アゲアゲくん
なんで、そうなりたいのですか?
ミドリさん
もう後がないと思っているの。
ミドリさん
母親になっても、愛情が何なのか分からない。
ミドリさん
子どもを可愛いと思えない。
アゲアゲくん
・・分かりました。
アゲアゲくん
思い出してください。第2話を。
アゲアゲくん
自分の気持ちこそが太陽です。
ミドリさん
・・・。
アゲアゲくん
人間関係とは選ぶもの。
ミドリさん
選ぶもの・・・。
アゲアゲくん
誰と付き合い、誰と付き合わないか。
アゲアゲくん
選び直しましょう。
ミドリさん
・・・。あぁ。
ミドリさん
たしかに選ぶ感覚なかったなぁ・・
アゲアゲくん
これから選びましょう。
ミドリさん
選ぶコツが分かんないよ。
アゲアゲくん
うん、そこですよね。
アゲアゲくん
コツを言います。
アゲアゲくん
サゲ人と離れましょう。
ミドリさん
サゲ人??
アゲアゲくん
そうサゲ人。
ミドリさん
・・・。
ミドリさん
いや、それだけじゃ分かんないって!
アゲアゲくん
失礼!
アゲアゲくん
この世にはアゲ人サゲ人がいます。
ミドリさん
アゲ人、サゲ人。なんだそれは。
アゲアゲくん
 アゲ人はレベルを上げてくれます。
アゲアゲくん
サゲ人はレベルを下げてきます。
ミドリさん
何のレベル??
アゲアゲくん
主体性のレベルです。
ミドリさん
えっと。つまり。
ミドリさん
アゲ人と付き合えば主体的になって。
ミドリさん
サゲ人と付き合えば受け身的になっていくのかな?
アゲアゲくん
その通りです。
ミドリさん
私の主体性を上げる人がいる・・・。
アゲアゲくん
おっと。
アゲアゲくん
今、アゲ人について考えなくていいです。
アゲアゲくん
サゲ人探しの方が大事。
ミドリさん
そうなんだ。
アゲアゲくん
アゲ人は、また今度話しますね。
アゲアゲくん
まずは身近にいるサゲ人。これを特定しましょう。
ミドリさん
いないこともあるんじゃないの??
アゲアゲくん
必ずいると思っています。
ミドリさん
・・・。そうなのか。
アゲアゲくん
こんな人がいないかチェックしてください。
アゲアゲくん
ゲンナリ発言が多い。
アゲアゲくん
気持ちが出せない。萎縮しちゃう。
アゲアゲくん
悪口ばっか。人を落とすのが大好き。
アゲアゲくん
チャレンジ精神くじかれる。
アゲアゲくん
そんな人がいるはず。
アゲアゲくん
その人はミドリさんにとってのサゲ人なのです。
ミドリさん
私にとってのサゲ人・・・。
アゲアゲくん
サゲ人は幻影を見せてきます。
ミドリさん
幻影。ぶっそうだね。
アゲアゲくん
自分には価値がない。
アゲアゲくん
何の取り柄もない。
アゲアゲくん
夢も希望もない。
アゲアゲくん
誰かに従って生きていこう。
アゲアゲくん
そう思ったことないですか?
ミドリさん
ある。っていうか今も。
アゲアゲくん
そんなの嘘。
アゲアゲくん
幻影を見せられているのですよ。
ミドリさん
・・・。そうなのかな。
アゲアゲくん
自分の気持ちこそが太陽なのです。
ミドリさん
・・・。
アゲアゲくん
よーく!心に刻み込んでください。
アゲアゲくん
ミドリさんには心があるんです。
アゲアゲくん
嬉しいや悲しいと思う気持ち、ハートです!
アゲアゲくん
他人が正しい。自分は間違っている。
アゲアゲくん
そんなことは絶対ない。
アゲアゲくん
自分の気持ちを!
アゲアゲくん
感じることが出来たら!
アゲアゲくん
優しさの意味が分かりますよ。
ミドリさん
・・・。
ダイスケ(ダンナ)
ミドリー。
ミドリさん
え!なに?
ダイスケ(ダンナ)
俺のシャツが見当たらないんだけど。
ミドリさん
洗濯しちゃったよ?
ダイスケ
え!なんで!?今日、着るって言っただろ!
ミドリさん
そうだっけ?
ダイスケ
そうだよ。まったく・・
ミドリさん
ゴメン・・・。
アゲアゲくん
・・・。
ミドリさん
ウチのダンナはサゲ人かな・・・。
アゲアゲくん
気持ち隠さず付き合えていますか?
ミドリさん
あ・・。
ミドリさん
何でも言い合えている・・わけじゃないね。
アゲアゲくん
ミドリさんが我慢しちゃう?
ミドリさん
最終的にはそうかな。
アゲアゲくん
頭ごなしに言われたことありますか?
ミドリさん
喧嘩したら、そうなってくるね。
アゲアゲくん
あぁ、喧嘩は出来るんですね。よかった。
ミドリさん
ダンナってサゲ人?
アゲアゲくん
まだ分かんないですけど。
アゲアゲくん
喧嘩出来てるなら、良い方ですね。
ミドリさん
喧嘩も悪いと思うけど。
アゲアゲくん
いえいえ、服従の方が悪いです。
ミドリさん
服従の方がマズイ?
アゲアゲくん
はい。
アゲアゲくん
服従させられていたら。
アゲアゲくん
サゲ人の可能性特大。
ミドリさん
服従か・・。
アゲアゲくん
どうでしょう?
ミドリさん
そこまでは大丈夫かな、うん。
アゲアゲくん
ならよかったです。
アゲアゲくん
ちなみに。
アゲアゲくん
なんでダンナさんと結婚したのでしょう?
ミドリさん
・・・。
ミドリさん
私ね。
ミドリさん
父さんが嫌いなの。
アゲアゲくん
どのくらい?
ミドリさん
・・すっごく嫌いだね。
アゲアゲくん
・・・。
ミドリさん
付き合う前から、ダンナをじっくり観察してて。
ミドリさん
「この人は父さんみたいな人じゃない」って思えたから。
アゲアゲくん
それで結婚した?
ミドリさん
・・うん。それが決め手だったなぁ。
アゲアゲくん
 お父さんはどんな人ですか?
ミドリさん
「黙って俺の言うこときけ」みたいな人だったよ。
ミドリさん
・・あ!
ミドリさん
父さんサゲ人かも!?
アゲアゲくん
そのようですね。
ミドリさん
怖い王様のような人だったから・・・。
アゲアゲくん
今は?
ミドリさん
父さん、病気で他界したんだよ。
アゲアゲくん
あぁ、そうでしたね。
アゲアゲくん
ちなみにどんな”王様”だったのですか?
ミドリさん
自分中心でよくわかんない理屈を言うの。
ミドリさん
逆らったら必ず怒る。
ミドリさん
後はしつけと勉強の鬼だね。自由がなかったよ。
アゲアゲくん
進路や友達関係に口だしされました?
ミドリさん
されたよ。
ミドリさん
「あの子とは付き合うな」とか。「この学校いけ」って。
アゲアゲくん
従ったのですか?
ミドリさん
うん。諦めてたもん。
アゲアゲくん
・・・。
ミドリさん
恋愛や結婚もね。
ミドリさん
「この男と見合いしろ」
ミドリさん
いつかそう言ってくるんじゃないかって。怖くて仕方なかった。
アゲアゲくん
実際にお見合いしたのですか?
ミドリさん
させられる前に父さん、病気で他界しちゃったよ。
アゲアゲくん
・・あぁ。
アゲアゲくん
ズバリ聞いていいですか?
ミドリさん
なに?
アゲアゲくん
お父さん他界したとき。
アゲアゲくん
どう思いましたか?
ミドリさん
え・・・。なんだろう。
アゲアゲくん
・・・。
ミドリさん
・・・。引くかもしれないけど。
アゲアゲくん
大丈夫。引かないですよ。
ミドリさん
・・・じゃあ。言うね。
ミドリさん
ほっとした。
アゲアゲくん
そうですか。
アゲアゲくん
・・・悲しかったですか?
ミドリさん
・・・。うぅ。思わなかった。
ミドリさん
ヒドい娘だよね。
アゲアゲくん
いえいえ。それでいいのですよ。
ミドリさん
ホント??
ミドリさん
私、冷たくない?
アゲアゲくん
とんでもない。
アゲアゲくん
ミドリさんは優しい人ですよ。
ミドリさん
・・なんでそうなるんだ??
アゲアゲくん
お父さんはサゲ人だった。
アゲアゲくん
これは間違いないですね。
ミドリさん
そうだね。私も思った。
ミドリさん
父さんと比べたら、ダンナはサゲ人ではないかな。
アゲアゲくん
そうですね。僕もそう思えてきました。
アゲアゲくん
ということは。
アゲアゲくん
ダンナさん以外に、誰かサゲ人がいるはずです。
ミドリさん
えー誰だろう??
アゲアゲくん
大丈夫!探していきましょう。
アゲアゲくん
優しくなるには、まずは環境を整えることから。
アゲアゲくん
身近にいるサゲ人をまず認識することですよ。
ミドリさん
サゲ人か・・。

 

 

【アゲアゲくんの教え】

主体性を下げるサゲ人がいる